【曲解説】 1.Tsugu(ダークメルヒェン) 鳩羽つぐちゃんをイメージして作ったワルツです。CDのために書き下ろしました。 つぐちゃんは今流行のバーチャルYoutuberに属するキャラクター。 良い家のお嬢ちゃんというような風貌に薄暗い映像、下町のような、異次元のような、日常の中に紛れた非日常のような不思議な世界観が魅力です。 不気味さと美しさ、不協和のようで調和した旋律と和音がお気に入りです。 2.I'm so sick of normal daily life(管弦楽:優しめ) ゲーム用に作ったBGMです。イメージとして学園などの日常シーン。 最初はいわゆるギャルゲーのようなポップス路線で考えていましたが自分の作るポップスの安っぽさが嫌でクラシック調にしました。 3.Prayer to the East(チップチューン:FM音源) ゲーム用に作ったBGMです。メガドライブ想定で発音数もそれに合わせて作りました。 作り置きしていたものがアレンジとしても寂しかったのでCDにする際に再度アレンジし直しました。 4.Rhythm of Nobunaga(管弦楽:派手め) オーケストラの練習で作った曲。多分1、2年前のものじゃないでしょうか。 ちょっと今っぽい感じにしたかったんですがいかがでしょう。FEみたいなオーケストラ。 こちらもラフの状態だったものに手を加え派手な感じにしています。ギター想定だった後半、SAWシンセを置いたところとても格好良くなりました。 5.RED RUM(ラグタイム) CDのために書き下ろした曲ですが寂しかったのでマスタリング前に映画館風のSEを追加しました。 あまり気付かれないと思いますが後半はホラーやサスペンス映画の殺人シーンばかり集めました。 それでも笑ってられる観客の狂気と現在の聴衆の感覚麻痺をダブらせています。 6.I don't have to be what you want me to be.(ピアノプログレ) これかなりお気に入りです。そもそも自分の血肉になってる要素しか入ってません。単純にエレキギターが入ってないだけ。 ほぼ4度堆積和音で構成されています。 ジャンルに関して「ジャズ」とか「ピアノトリオ」でない理由はその自信がないため。プログレとしました。 あくたむしの新作で似たような曲を入れる予定です。 7.Shooting Star(チップチューン:ファミコン音源) これは書き下ろしです。僕はファミコン世代で15年ほど前にYMCKを知り、ここ数年かなりやりたいジャンルがchiptuneです。 しっかりファミコンスペックに合わせて発音数を抑えています(3音+ノイズ1音) 音楽として聴かせたいのでPAN振りをしています。chiptuneに関してはもっと研鑽していって快楽音楽堂(もしくは違うユニット)の持ち味の一つにしたいと考えています。 8.The One week miracles(ヒーリング) ゲーム用に作ったBGMです。かなり最近ですね…1ヶ月くらい前。 きれいな曲を書きたくて書いたもので収録をどうしようかギリギリまで悩んだのですが綺麗に終わらせたくて入れました。 布団に入った時の安心感がこういうメロディなんだなと作っていて考えていました。 ここまで読んでくださってありがとうございます。 種々雑多でおもちゃ箱をひっくり返したようなCDを目指したかったのですが、思ったより派手さはなかったかな?といった感じです。 歌を廃したCDを出すのも恐らく10数年ぶりで快楽音楽堂としては珍しい類の作品ですね。 文字通り「スケッチ」した作品の数々、僕としては蔵出しという認識はなく「メタラーのいわまひろゆき」とは違った顔もお披露目したい衝動にかられ本音源をリリースした次第です。 現在、ユニット「あくたむし」のアルバムのため作曲の日々です。 また、コラボレーションCDだったりBGMなど抱えている案件は山のよう。嬉しい悲鳴です。 これからもいわま並びに快楽音楽堂を是非ともご贔屓ください。 じゃあな!!! 文責:いわまひろゆき(快楽音楽堂) |